毎度!流浪の心理カウンセラーこと岩井裕子です。
今回は血液型を例として『LGBTQ+』を解説して行きます。
今回、この記事を書くにあたり、再度調べ直したが、人や団体により用語の定義も様々で、当事者とされる方からすれば『突っ込みどころが満載』かも知れない。その場合には、ぜひとも教えて頂けると助かります。
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さて、ではさっそく血液型から
●ABO式血液型
これは一番お馴染みですが、赤血球による血液型の分類法の一種。
・A型
赤血球の表面にA抗原を持っていて、B抗原に対して抗体を作る。
簡単に言うとA型の人にB型の赤血球が入ると、持っている抗体がその赤血球を攻撃して体の中で大量の赤血球が壊されて、最悪死にます。
・B型
B抗原を持っていて、A抗原に対して抗体を作る。
・AB型
A抗原とB抗原の両方を持っていて、A抗原・B抗原のいずれに対しても、抗体を作らない。
・O型
A抗原もB抗原も持っていないためA抗原・B抗原のいずれも持っていない。
O型の人には申し訳ないが、早い話が抗原を持たない『その他』扱い。
●Rh式血液型
赤血球膜の抗原による分類法。
現在では40種以上の抗原が発見されていて、主要な3対6種類の因子だけでも組み合わせは18通りになります。
ちなみにABO式同様に、Rh-型の人にRh+型の血液を輸血すると、血液の凝集、溶血などのショックを起こす可能性があるので注意。
●その他の血液型の分類法
血液型の分類法にはその他
・MNSs式血液型
・P式血液型
・ルセラン(Lutheran)式血液型・・・と、国際輸血学会が認定しているヒトの血液型は37種類、抗原は数百種類。
組み合わせによって決まる血液型のパターンを考えると『全員違って当たり前』の世界。
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さて、ここからが本題
●性別と言う名の刷り込み
昭和生まれの私は、小さいときに
『そんな事ばかりしてるとお嫁に行けなくなるよ』と言われる事が多かった。
『好きな事が出来ぬなら、嫁には行かん!』と常々思っていた。結婚して子どもを産み育てる事だけが、女性の幸せとされていた時代。その考え方にずーっと違和感を持って育った。
なので、血液型と同様に性別の分類を復習してみた。
●性別の分類方法
①外性器による性別
生まれた時に産科の先生が外性器を見て判断する性別。
・男性器を有する
・女性器を有する
・男性器と女性器の双方を有する
・男性器と女性器の双方を有さない
判断がつかない場合には、判明するまで性別欄を空欄で出生届を出す事が可能。
また、生まれたときには気づかれず、思春期後半の年齢になっても二次性徴が見られない、あるいは進行が遅いことで疾患として見つかる場合もあります。
②性染色体による性別
・XX(性染色体としては女性)
・XY(性染色体としては男性)
・XXY(X染色体が1つ多い男性クラインフェルター症候群)
・XO(X染色体に欠損が見られるターナー症候群)
③性自認による性別
・女性
・男性
・両性
・無性
④性転換手術の希望の有無
・手術を希望する(トランスセクシャル)
・手術は希望しない(狭義の意味でのトランスジェンダー)
⑤恋愛対象による性別
・異性が恋愛対象(ヘテロセクシャル)
・同性が恋愛対象(ホモセクシャル・レズビアン)
・異性も同性も恋愛対象(バイセクシャル)
・恋愛対象を恒常的に持たない(アセクシャル)
⑥性表現としての性別
・異性装を好む(トランスヴェスタイト・クロスドレッサー)
・性別の区別のない服装を好む(ユニセックス)
・生まれ持った性別に合っているとされる服装を好む
・男性的な服装も、女性的な服装も、両方好む
⑦社会的な性別
・男性として振る舞い、男性として活動したい
・女性として振る舞い、女性として活動したい
・性別を決めかねる(クエスチョニング)
・そもそも性別にとらわれたくない(Xジェンダー)
●性別の前に人であると言う生き方
さて、ここまで来ると何が何やら判らなくなってくる人も多いと思う。むしろ、それでよいのでは無いかと思う。
『性別以前に人である事には変わりない』『人の数だけ性別があると言っても良いのでは無かろうか?』とも思っている。
何よりもその人が、その人として、その人らしく、活き、生きるのが一番大切。
『あなたが、あなたであれば、それで良い』
●生き辛さでお悩みの方は、是非一度ご相談ください。